セイコー ソットサスコレクション
1993年に発売されたものです。復刻版ではなく初代のモデル。バンドも当時のオリジナル品です。

デザイン界の巨匠、イタリア人デザイナーのエットーレ・ソットサスによりデザインされました。

購入して数回着用した後は保管してありました。
本体に目立つキズは有りませんが、よく見ると僅かな汚れや小キズは皆無とは言えません。でも全体的に状態はこの年代のモデルにしてはかなり良い方だと思います。
バンドも当時のオリジナル品で裏面にSEIKOの刻印入り。使用に伴う折り皺が入っている程度です。

この初代モデルはガラスが3枚重ねで、それぞれの裏面に目盛りなどが印刷してあります。それを重ねて接着するという凝った構造により、印刷が3層に浮いた状態になって不思議な立体感があります。
3枚を狙った位置で重ねて接着するのはかなり至難の技だったのか、コスト的な事もあったのか、2015年に出た復刻版はガラスが2枚になってしまっていました。
2枚と3枚では立体感が違います。

ちなみに最上面のガラスの素材はかなり硬質で傷が入りにくいサファイアガラス、下の2枚はダイバーズウォッチなどにも多く使われるハードレックスガラスなので、華奢な見た目にも関わらず意外とタフです（そうは言っても過信せず大切に扱いましょう）。

バンドは一般的な革バンドには必ずあるステッチが無いシンプルなもので、これも余計なものは付けずシンプルにしたかったソットサスのこだわりだそうです。
しかしステッチが無いため耐久性はあまり良くなく、劣化してくると接着が剥がれてくるのが難点。そのためこの初代モデルでオリジナルのバンドが着いたものは今時なかなか出てきません。レア物です。

ちなみに初代と復刻版は、裏蓋の刻印が異なります。
復刻版は大きく「ソットサスアソシエイツ」と入っていますが、初代モデルは控えめに上の方に小さい文字で円弧状に入っています。このシンプルさが初代モデルの良さ。

電池が切れており動作確認していませんが、酷使してないので電池を換えれば普通に動くのではないかと思います。ちなみにムーブメントはセイコーの多くのモデルに使用された名機7T34なので信頼性は高いです。万が一動かなかった場合は1ヶ月以内なら返品をお受けします。

落札後48時間以内にご入金まで済ませていただけない場合は落札を取り消させていただく事がありますのでご了承下さい。

ムーブメントの動作以外についてはノークレームノーリターンでお願いします。